学術集会会長挨拶

 来る令和6年2月3日土曜日、小林市文化会館におきまして、日本医療マネジメント学会第16回宮崎県支部学術集会を開催予定です。担当いたします小林市立病院を代表致しましてご挨拶申し上げます。

 今年5月に2類から5類感染症となりましたCOVID-19は未だ感染者数が多く、日常診療への影響が続いておりますが、今回も第15回学術集会に引き続き対面での学会開催を目指し、鋭意準備を進めております。

 今回のテーマは、「いざ本番 働き方改革 2024」と致しました。来春には我々医療職も対象となる「働き方改革」は、医療機関運営に与える影響が大きく、さらにスタッフ不足が深刻な地域医療の現場においては未だ不透明な部分が多い現状です。一方では「2040年問題」として地域包括ケアシステム構築が多方面で検討されておりますが、課題は未だ山積状態で、さらにマンパワー確保に対する「働き方改革」の関与が明らかで、今後も踏み込んだ検討が必要で、今回の学術集会において皆様とディスカッションをと考えております。

 さて今回の特別講演は、産業医科大学公衆衛生学教授 松田晋哉先生にお願いしました。近年、ビッグデータをもとに日本の医療と介護の未来を研究され、全国で多くの講演をされております。今回は宮崎県の現状と今後につきまして興味深いお話を皆様と共に拝聴できると期待しております。


 なお、一般演題につきましては「働き方改革」に限らず、すべての職種の方々から多方面の問題をテーマに募集いたします。

宮崎としては寒い冬の小林市ですが、多数のご応募およびご参加をお願いいたします。

令和5年9月
日本医療マネジメント学会第16回宮崎県支部学術集会
会長 坪内 斉志(小林市病院事業管理者)